本日の野原も、フラウ&美琴 のコンビ。
まずは、ボールのレトリーブ競争。(写真は、前回の分を引用)
で、30回くらいボールのレトリーブ競争 (40m×2(往復するので)×30回 = 2,400mを2頭で全力疾走している訳ですが) をすると、美琴ちゃんは飽きてきます。
ところが、10歳を過ぎているフラウおばさん(お婆ちゃん?)は、それでは物足りず 「もっともっと投げてぇ~!」 と催促するので、さらに20投・・・30投・・・。
この間、美琴ちゃんは 勝手に野原を走り回ることもなく、ウロウロすることもなく、私の傍で立止あるいは停座で待機してくれます。
指示している訳ではないのですが、以前 フラウにボールを投げている最中に停座で待機していた美琴ちゃんを、褒めたら その後は何ら指示を出さなくても、私の傍らにいてくれる様になりました。
停座しながら、ずーっと私を見上げている美琴ちゃん!
アイコンタクトも、ぱっちりです。 それに、可愛い笑顔!
美琴ちゃんとの出会いは、保健所の収容情報に掲載されていた1枚の写真でした。
推定生後2か月の子犬が、腰を引きつつも、挑むような視線で撮影者を睨んでいる写真・・・
その写真を見て、咄嗟に 「フラウと性格が似ているかも!」 と思ったのです。
もちろん、ブリーダーさん宅で愛情をもって養育されたフラウは美琴とは異なる部分も多いのですが、フラウも我が家に来て数日間は警戒して、ほとんどフードを口にしませんでしたし、疑いを含んだような目で私を睨んでいました。
まあフラウの場合は、1週間もしないうちに 私に対してベタベタの甘えっ娘に変身しました。
それでも、4歳くらいまでは、見知らぬ人や見知らぬ犬に対する警戒心が、とつも強いままでした。
10歳を過ぎた今では、野原で他の猟犬連れの方に遭遇しますと、自分から近寄って尻尾をピコピコ振って挨拶をしたり、その方が連れている猟犬を遊びに誘う仕草をしたりしますが、若い頃は本当に人見知りが激しくって・・・
しかし、「見知ら人や犬に対する警戒心が旺盛」であることは、必ずしもマイナス面ばかりではなく、その警戒心の裏返しとして 私に対する「親愛度」と「注目度」がとても旺盛だったフラウ姐さん・・・。
例えば、野原でフラウとボール遊びをしたとします。
同じ野原に、他に何人かの人がいて、それぞれが ご自分の愛犬と遊んでいたら・・・。
ソロモンなら、間違いなく私が投げたボールを咥えたまま、飼い主さんやワンに駆け寄って行くでしょう。
まあ、この辺りが 、競技会でイマイチな原因でもある訳ですが・・・
しかし、フラウなら その野原には、あたかも私とフラウしか居ないかのように、他の飼い主さんやワンには全く反応せずボール遊びを続けることでしょう。(最近は、ちょっと変わってきたけれど)
美琴ちゃんの収容写真を見た時に、 「もしかすると、フラウ後継に育つかも!」 と感じたのは、このような部分です。
「後継」と言っても、「競技会での後継」ではなく、「我が家の犬たちを束ねる後継犬」という意味ですが・・・
美琴ちゃん、私が当初 思い描いたイメージと乖離の無い若犬になってきました。
願って育てれば、その願いは叶う。。。